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【楽天市場広告ってどうなの?】実際の運用結果と費用対効果を高める運用方法を解説します!【ポイントギャラリーディスプレイ広告】【楽天運営】

こんにちは、kyagi(キャギ)です。

楽天といえば広告。

RPP広告やTDA広告、クーポンアドバンス広告など、様々な広告があります。

その中でも、今回はなかなか実績が分かりにくい楽天市場広告の実際の運用結果と費用対効果を高める運用方法を解説していきます。

※この記事は2022年6月時点の内容になります。当サイトのコンテンツ・情報につきまして、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、誤情報が入り込んだり、情報が古くなっていることもございます。
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楽天市場広告とは

掲載型広告のひとつで、楽天市場内の様々な場所に表示され、掲載期間があらかじめ設定されている露出型広告の一つです。

掲載場所や枠、フォーマットは様々ですが、クリックすることで、任意のページに誘導する形式が最も一般的になっています。

目玉商品や売れ筋商品を掲載し、商品そのものの認知度をあげるとともに、効果的に商品ページや特集ページにアクセスを集めることが可能です。

楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどのイベントに合わせて出稿することで、より多くのアクセス数増加を狙うことも可能です。

掲載型広告の特徴

掲載型広告の特徴としましては、画像を使った視覚的なアピールが行える点です。商品などの画像を直接掲載することで、視覚的にアピールできるのが特徴です。

ただ、広告掲載の際の注意点としましては【画像内文字入れ不可】なので、いかにクリックしたくなる画像を作成するかが広告の成否の大きなポイントになってきます。

掲載系広告の種類は以下の2点になります。

  • 楽天市場広告
  • 特別大型企画

 

掲載型広告の課金方式

掲載型広告の課金方式は固定課金となっています。あらかじめ費用が設定されていて、費用に応じて広告が掲載される形式です。

つまり、同じ広告でも広告の枠や掲載される位置によって広告費用が違ってきます。

メリット

楽天市場広告のメリットを見ていきましょう。

あらかじめ設定した費用で抑えられる

楽天市場広告の大きなメリットは、クリック課金型の広告や成果報酬型の広告と違い、あらかじめ設定した費用以上のコストがかからないということです。

クリック課金型の広告や成果報酬型の広告の場合は、予想以上に広告費がかかったり、予定の予算をあっという間に消化してしまうということもありますが、楽天市場広告は固定課金なので、予想以上の費用が掛かることはありません。

 

人が集まる場所に掲載される

楽天市場広告は人が集まる楽天トップページなどに掲載されるので、露出度は抜群です。

ただ、トップページのスライドバナーに特集が組まれる場合は、スライドの位置によっては、アクセスが集めにくい広告もあるので注意が必要です。

また、広告の枠や掲載される位置によって、露出度が大きく変わりますので、目標とするアクセス数とが集められるか、広告費用との兼ね合いを判断するのに一定の経験が必要になってきます。

 

ポイント等が楽天負担になる広告もある

楽天市場広告には単純に掲載されてアクセスを集めるだけでなく、楽天が原資負担のポイントバックキャンペーンなどが付いているものもあります。

この場合は掲載されることによるアクセスアップとともに、各商品名の先頭に【ポイントバックキャンペーン】などの文言入れることで、各商品ページのアクセスアップと転換率アップを見込むこともできます。

デメリット

次に楽天市場広告のデメリットを見ていきましょう。

高価な広告費用が掛かる場合が多い

楽天トップページなどに掲載される楽天市場広告は
1枠40,000円~1,200,000円と広告費用が高価になります。

特に、楽天が開催するイベント時には大幅に費用が上がる場合があるので注意が必要です。

ただ、楽天が原資負担のポイントバックキャンペーンなどが付いてるものを選ぶことで、費用対効果の大きくなるものもあるので、全体的なパフォーマンスを意識して広告を選びましょう。

 

クリエイティブ画像を作成する必要がある

掲載型広告の楽天市場広告は広告入稿の際にクリエイティブ画像を作成する必要があります。

クリエイティブ画像作成の際の注意点として【画像内文字入れ不可】なので、いかにクリックしたくなる画像を作成するかが広告の成否の大きなポイントになってきます。

 

広告効果の正しい効果検証ができない

RPP広告などのクリック課金型広告では広告の細かな数字をもとに効果検証が可能ですが、楽天市場広告はデータを見ることが出来ません。

あくまで、前年比や前月比のアクセスや売上を参考にしながら、店舗側で指標となる数字を決めて、効果を検証していく必要があります。

実際に運用してみました

今回、ポイントギャラリーディスプレイ広告に出稿してみました。2022年6月1日と6月10日の2日間の広告です。

その施策内容と効果検証をしてみました。

ポイントギャラリーディスプレイ広告

企画:

1等最大100%ポイントバックキャンペーン

ポイント原資は楽天負担

施策内容:

・各商品の先頭に【抽選で全額ポイントバック】の文言を入れる

・ポップアップバナーを設置

期間:

2022年6月1日 0:00~23:59

2022年6月10日 0:00~23:59

販売枠数:47枠

広告費が一番安い枠を購入

2日間の売上、アクセス、転換率、客単価の数字をまとめました。

 

売上(円) アクセス人数(人) 転換率(%) 客単価(円)
6/1 320,024 1,967 2.64 6,154
6/10 1,649,382 4,390 6.83 5,498

 

これだけを見ても、なにも検証できないので、前回の楽天スーパーSALEがあった3月の数字も拾い出してみます。

売上(円) アクセス人数(人) 転換率(%) 客単価(円)
3/1 136,649 1,764 1.53 5,061
3/10 1,080,023 2,755 6.72 5,838

 

結果

増減 売上(円) アクセス人数(人) 転換率(%) 客単価(円)
183,375(+230%) 203(111%) 1.11(237%) 1,093(121%)
569,359(+152%) 1635(159%) 0.11(101%) -340(94%)

 

上記の結果を検証すると、売上・アクセス人数・転換率は大幅にアップ。

客単価はまちまちと影響はない感じです。

 

季節の違いや、全体の市況など一概には比較できない部分もありますが、売上・アクセス人数・転換率で効果があった印象です。

また、広告費と売上・利益の費用対効果でみても、今回は十分に広告費用を回収し、さらに売上累積等も積み上げることが出来たので、一定の成果は出た印象です。

効率よく運用するコツ

楽天市場広告などの掲載型広告は広告の枠や掲載される位置によって広告単価や露出度が大きく変わるので、広告を出す目的をしっかりもって運用していく必要があります。

特に広告費用を出来るだけ抑えながら、一定の効果を上げるためには、

  • クリエイティブのクオリティーを上げる
  • ポイントバックキャンペーン付きなどの広告を狙う
  • 商品名やポップアップバナー等を有効に使う

等の施策に力を入れることが効果アップに繋がりやすいです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

掲載型広告である楽天市場広告は様々な種類の広告があります。

広告単価も比較的手が出しやすいものから、非常に高価なものまで多種多様です。

効果測定がしにくい面もあるので、広告を出したら出しっぱなしになることが多いですが、広告の目的と目標をもって、しっかりと効果検証をしていくことが大切です。

楽天運営頑張っていきましょう!