お正月が近づいてきました。年賀状の準備をしたり、大掃除をしたりと何かと忙しいののでついつい後回しになってしまうのが門松。
でも、「松は千歳を契り、竹は万代を契る」と言われ、年神を家に迎え入れるための依り代という意味合いもあり、お正月を迎えるにあたっての大切な意味合いや役割があるので、ぜひ正しいやり方で門松の準備もしたいものですよね。
飾る期間にも意味合いがありますので、ぜひ参考にして頂いて、良いお正月を迎えましょう。
今回は「門松の飾り方で雄松と雌松は左右どちら!?いつからいつまで飾ればいいか?」についての疑問にお答えします。
①門松の正しい飾り方は?
門松はお正月に家の門や玄関などにたてる正月飾りのことを言います。最近は多くの家庭では略式の門松や手作りの門松を飾りったりと正式な門松を飾る家も少なくなってきましたが、正式な門松でも略式の門松でも正しい立て方というものがあります。そのやり方を見ていきましょう。
門松には竹の長さ・数・並びにも意味がある?
門松には竹の長さ・数・並びにも意味があると言われています。
門松には竹の長さ・数・並びにも意味があると言われています。
門松には3本の竹が使われることが多いですが、正式には3本の竹の長さが違います。
長い竹は男、短い竹は女、中間の長さの竹はその中を取り持つという意味合いがあるみたいです。
長い竹は男、短い竹は女、中間の長さの竹はその中を取り持つという意味合いがあるみたいです。また、竹を縛る荒縄の結び方にも意味があり、下から7・5・3回結ばれています。昔から7・5・3は2で割り切れないことから縁起の良い数字と言われています。こんなところでも7・5・3が使われているのですね。
並び方は外から見て左側が雄松(おまつ)、右側に雌松(めまつ)を立てる
同じように見える一対の門松。実はよく見ると違う種類の松が使われるみたいです。
左側が雄松(おまつ)、右側に雌松(めまつ)を立てるのが一般的です。
松には種類があって、雄松とは別名クロマツ、雌松は別名アカマツといいます。
並び方は外から見て左側が雄松(おまつ)、右側に雌松(めまつ)を立てるのが一般的ですが、最近は両方黒松になったりで簡略化されることも多いみたいです。
竹飾りにも意味がある!
お正月にいろいろな場所で見かける門松。パッと見たらなかなか気付かないかもしれませんが、竹を飾る際の組み合わせには2種類あります。
「出飾り」と「迎え飾り」の2種類の組み合わせがあります。
「出飾り」とは、3本の竹のうち長い竹と短い竹が内側、中くらいの竹を外側に置く飾り方で、子供が早く独り立ちできるようにとか、良縁に恵まれて結婚できますようにとか、良い意味で出て行くことを願う飾り方になります。
また、「迎え飾り」とは、3本の竹のうち長い竹と短い竹を外側、中くらいの竹を内側に置く飾り方で、お店をしている方などが飾る一般的な飾り方で、商売繁盛、お客様をたくさん迎え入れられますようにとの意味合いがあります。その意味から、子宝に恵まれますようにとか、良い結婚相手が見つかるといいなとか、うちに福を迎え入れるという飾り方になります。
へえー、いろいろな飾り方があるんだなー。門松を見るのが楽しみだね!
門松はいつからいつまで飾る?
門松は飾る期間というものが一般的に決まっています。
関東と関西で多少の違いはありますが、「松の内」と呼ばれる期間内に飾るのが一般的です。「松の内」の期間は基本的には12月13日から1月7日までになります。
関東では12月8日から1月7日まで、関西では12月13日から1月15日までというところが多いみたいです。
門松を飾ってはいけない日もあるの?
「この日に門松を飾ってはいけない」って日もあるので注意が必要ですよ。
9のつく日は「苦がつく」といってあまり縁起が良くありません。特に29日は「二重苦」が連想されるのでかなり縁起が悪いみたいです。
あと、30日や31日も年の最後の日に当たるということで、神様を迎えるには失礼に当たるので避けた方がいいでしょう。
じゃあいつ飾るのがいいの?
12月13日から飾り始めてもいいのですが、やっぱりちょっと早いですよね。クリスマスもあるし、イルミネーションなんかを飾っtりもするし。12月26日から28日くらいに飾り始める人が多いみたいですね。特に28日は縁起の良い8のつく日なのでおすすめですよ。
まとめ
こうやってみていくと、門松って本当にいろいろな意味が込められているのがわかります。いままで何気なく見ていた門松もそれぞれの家庭やお店によって、意味のある飾り方をしているのを想像しながら見るのも楽しそうですよね。
一年を無事に終えたことに感謝し、新しい年を迎えるためにも正しい方法で門松を飾るのもいいのかもしれませんね。
ご参考にして頂ければ幸いです。