ぷりっとした食感がとてもおいしい牡蠣。
好きという人も多いのではないでしょうか。
「海のミルク」とも言われており、栄養もたっぷりとつまっています。
しかし牡蠣といえば「あたる」のが怖いですよね。
好きだけどあたるのが怖くて食べない人もいるのではないでしょうか。
この記事ではあたる原因やあたったときの対処法、安全に食べる方法などをまとめましたので参考にしてみてくださいね。
牡蠣にあたる原因は
牡蠣に「あたる」と言っても理由は1つではありません。
一度だけあたる人もいれば毎回あたる人もいます。
かきにあたる主な原因は
・ノロウイルス
・腸炎ビブリオ
・貝毒
・アレルギー
などです。
あたる原因で一番多いのはノロウイルスといわれています。
しかし、牡蠣を食べると毎回あたるという人はアレルギーの可能性があります。
原因別の症状と時間
牡蠣にあたると原因によって症状や発症時間が異なります。
原因別にみていきましょう。
ノロウイルス
牡蠣にあたる原因のなかで一番多いのがノロウイルスです。
症状としては「嘔吐」「下痢」などです。
他にも腹痛、頭痛、筋肉痛、微熱などの症状がでることがあります。
発症するまでは長く、1~2日後といわれています。
腸炎ビブリオ
可能性は低いですが腸炎ビブリオも牡蠣のあたる原因のひとつです。
特徴は嘔吐ではなく、「腹痛」と「下痢」が主な症状であることです。
他に血便、発熱が発症することもあります。
発症までの時間は12時間前後といわれています。
貝毒
貝毒も原因として可能性は低いですが牡蠣にあたる原因のひとつです。
有毒なプランクトンを含んだ状態の貝を食べることで発症します。
特徴は発症までの時間が30分後と短く、「麻痺症状」がでます。
ひどい場合は呼吸困難になることもあります。
アレルギー
牡蠣を食べて毎回あたるという方はアレルギーの疑いがあります。
腹痛、吐き気、じん麻疹のほか「アナフィラキシーショック」を起こす危険性があります。
アナフィラキシーショックとは全身性の強いアレルギー反応のためショック状態になることです。
血圧が低下したり、意識がなくなるなど命に関わる症状です。
その場合は早めの受診が必要になります。
また、発症時間は1~2時間前後といわれています。
いずれにしても、自己判断せずに早めに受診されることをお勧めします。
牡蠣にあたった時の対処方法
実際に牡蠣にあたってしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。
あたってしまったときの対処方法について紹介したいと思います。
しっかりと水分補給をする
嘔吐や下痢をすると水分も一緒にでてしまうので脱水症状になる危険性があります。
しっかり水分を補給するために、スポーツドリンクがおすすめです。
何回かに分けて少しづつ水分を摂るようにしましょう。
出るものはしっかりと出しましょう
下痢や嘔吐がつづくと辛いかもしれませんが、出し切ることが大切です。
ウイルスを身体の外に出すことで症状はおさまります。
下痢止めなどはウイルスを長時間とどめてしまうことになるので、飲んではいけません。
二次感染に注意しましょう
原因がノロウイルス場合は二次汚染の危険があります。
飛沫感染や空気感染、接触感染と感染力がとても強いです。
嘔吐物を処理するときは、マスクとビニール手袋をしましょう。
処理後は手洗いうがいを必ずしてください。
ひどい場合は受診
症状が重いと感じたら、早めに病院受診しましょう。
特にアレルギーの可能性がある場合はアナフィラキシーショックを起こす危険性があるので早めの受診が必要です。
牡蠣を安全に食べるためには
牡蠣に絶対にあたらなくする方法はありませんが予防することはできます。
特に牡蠣は生で食べないのが安全です。新鮮であってもかかる可能性はあります。
牡蠣は加熱して食べましょう。
また、体調か悪いときに食べるのも避けましょう。
体が弱っていると免疫力が低下するため、あたる可能性も高くなります。
あとがき
いかがだったでしょうか。
牡蠣にあたる原因や対処法について書いてきました。
あたると少し怖い牡蠣ですが、きちんと理解していればあたる確率も下がります。
あなたもおいしい牡蠣ぜひ楽しんでくださいね。